
山暮らしの理想郷
清らかな水が流れる水路、広々とした畑、そして裏山のような林―― ここには、「自然と共に生きる暮らし」がすでに用意されています。 山暮らしを夢見る人にとっては、まさに理想郷のような環境です。 場所は山形市中心部より西へ車で約20分、上平という、山あいの静かな集落にある一軒家。 建物自体は老朽化が進んでおり再利用は難しい状態ですが、この土地の魅力は“家”ではなく“環境”にあります。 家を建て直すもよし、タイニーハウスやキャンプスタイルで始めるもよし。 「自然の中でゼロから暮らしをつくりたい」 そんな方には、この場所のポテンシャルがきっと伝わるはずです。 集落内には立派な集会所があり、蕎麦打ち教室なども開かれるそう。 冬場は市内中心部よりも雪が多くつもりますが、道路は自治体による除雪が入ります。 山暮らしに憧れている方やセルフビルドに挑戦したい方など、 土地の魅力を活かした活用をご検討くださる方にお譲りできればと思っています。

縁側の陽だまりで
山形市南原町、閑静な住宅地の小路にある一軒家。 門扉をくぐると、背の高いクロマツの木と赤い椿が出迎える小さいながらも趣のある庭。 外から想像していたよりも風情あふれる空気に、きっと丁寧に住まわれていたのだろうという想像がふくらみます。 中へ入ると、広々とした玄関ホールからつづく長い縁側と全面の掃き出し窓。 窓を開放すれば外の縁側ともひとつづきになり、日差したっぷりの空間です。 二間続きの和室には、透かし彫りの欄間、床の間に飾り障子、雪見障子などの伝統的な日本家屋の美しさが詰まっています。 築56年になる建物ですが、決して古びた印象はなく、端正な佇まいといった雰囲気。 二階も一階と同様に二間続きの和室、南側全面の窓、そして広い縁側。 外観からもわかるように、南面はほぼ窓という潔い採光と贅沢に取られた縁側が特徴的な、明るくあたたかみのある家です。 二階にある広いベランダは、洗濯物を干すのはもちろん、簡単なテーブルセットを置いてひなたぼっこをしたり夜風を愉しんだり、 ゆったりした時間を過ごせるスペースになりそう。 板材の塗装は少しはがれかけていますので、好みの色に塗りなおすのがよいかもしれません。 居室はすべて和室ですが、水回りに関してはリフォーム済。IHのシステムキッチンに広々として明るいバスルームとトイレ。 築年数の経過した家屋では懸念となりがちな水回りですが、手直しが不要なのも魅力的なポイントです。 住まう人それぞれが、お気に入りの場所で好きな時間を過ごす、そんな暮らしが想像できます。 立地としては、最寄りのスーパーまでは徒歩8分、その他コンビニや飲食店、図書館、クリニック、銭湯なども徒歩15分圏内という、山形市内でも暮らしやすい場所に位置しています。 駐車スペースの確保が難しい物件ではありますが、徒歩や自転車での生活にも困らないエリアです。 現オーナー様は、解体更地渡しでの売却も同時に検討されております。 解体するには勿体ないような建物ですので、少し手を加えながら、のんびりとしたライフスタイルを求める方に是非おすすめしたい物件です。

最上川のほとりに佇む
山形県西村山郡河北町――かつて最上川の舟運により紅花の集散地として栄え、 今も町のあちこちに文化の香りが漂うこの地に佇む、味わい深い古民家物件。 ロケーションはまさに最上川沿いの静かな土地。 敷地内には水路が流れ、四季を感じるロケーション。 外観は大屋根と深い軒が印象的な、時代を越えて受け継がれてきた趣ある佇まいです。 土間玄関の先には広々とした台所、奥へと広がる和室の襖の書は威風堂々とした雰囲気。 母屋から続く立派な蔵の入り口は、当時の意匠を色濃く伝えています。 太い梁や木の温もりを感じる造りは、住まいとしてよりも蕎麦屋やカフェとしての活用にぴったりの雰囲気。 古き良き日本家屋の空気感を生かしながら、心安らぐ空間づくりができそうです。 河北町は「冷たい肉そば」の発祥の地として有名ですから、 個人的には蕎麦屋へのリノベーションがぴったりな気がしています。 広いお座敷にテーブルを配置して、奥の蔵は蔵座敷として活用するなど、イメージがふくらみます。 東北中央自動車道東根インターチェンジからは車で約10分と、アクセスも良好。敷地内に駐車場スペースも充分に確保可能です。 気になる建物のコンディションについて。 屋根は改修済、トイレは水洗化済ではありますが、建物はかなり経年劣化が進んでおり大規模なリノベーションが必要です。 DIYや古民家再生にご興味のある方、地域とつながる拠点づくりに挑戦したい方など、まずはお気軽にご相談ください。 最上川を望む贅沢なロケーションで、新たな価値を生み出してみませんか?